「不可聴の自我と町」
近年、社会には様々なサービス・プロダクトが出回り、人々はそれらを享受しある一定の生活ラインの画一化が図られた現代社会において、モノやコトが溢れ飽和している状態である。
その満ち足りた市場の中からまだ隠されたニーズを掘り当てることは原油を日本海から掘り当てようとするようなものである。
市場外のまさに人の無意識と言える最後のフロンティアはどこにあるのだろう。
ようこそ直感の時代へ。
我々は、経済や市場が正義とされた時代によって隠された私達自身が感じる最も正確な情報をからヒントを紡ぎ出し、その価値を世に放つとき我々には新しい視点と選択肢が広がっている。
イベントについて
本イベントは「直感を活用した選択肢形成」を目的として実施するものである。
創造的な様々なアーティスト・企業・クリエイターを主体としたワークショップや展示、講演などの企画を通じて、参加者がクリエイティビティについて考えることにより、長崎のスタートアップコミュニティにユニークな発想を促し、事業ケイパビリティの醸成を図る。また、直感によるコミュニケーションを促すことで、創造的な分野を刺激し、選択肢の拡充の機会創出を目指すものである。
参加対象者:メタ的観点から選択肢を増やしたい人
コンテンツ1 (インプットセッション)「五感のプロトタイピング」:45min~1h
インプットトーク1(15min) :
導入セッション/アート的観点が必要となる理由
「人との違いを武器に」
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株式会社サイノウ 代表取締役 村上 純志氏
元エンジニア出身。株式会社サイノウ代表取締役CEO 、エンジニアカフェ 業務遂行責任者、スタートアップカフェ アンバサダーコンシェルジュ、Fukuoka Growth Nextインキュベーションマネージャー、NPO法人AIP理事。
平成20(2008)年に、AIPが運営を行っているフリースペース「AIP Cafe」に通い始め、ITコミュニティと出会う。平成23(2011)年から、テクノロジーとクリエイティブの祭典「明星和楽」にオーガナイザーとして参加。平成25(2013)年には福岡市の「Startup Cafe」に立ち上げから参画。平成28(2016)年、株式会社サイノウを設立。平成29(2017)年には福岡市の「Fukuoka Growth Next(FGN)」、令和元年(2019)年には「Engineer Cafe」に立ち上げから参画。FGN内のスタンディングバー「awabar fukuoka」、カフェ「Howlt Coffee」、Engineer Café内のカフェ「saino」も合わせて経営。
インプットトーク2(30min) :
直感によるプロダクトの説明や、考え方、面白い事例などの共有。
「直感ドリブンで設計プロセスとは?」
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Metalium llc代表 浅井 睦氏
コンセプトデザイナー / 知覚材料研究者 / 調香師
1991年大阪府生まれ。舞鶴工業高等専門学校機械工学科修了。
まだ手に触れることのできない未知の素材をメタ思考から生まれ出るこの世の存在する全てを材料として取り扱い、素材としてすべての人が触れるようにプロトタイピングを通して素材を提供する事業を展開する[Metalium llc]を創業。
「どんな場所・状況でも思考選択肢を増やす」ことを主軸に研究活動を行うプロジェクト[Plastic Native Laboratory]を主宰。
また、フリーランスコンセプトデザイナーとして、言語化の難しい初期状態アイデアを形にして検証するプロセスを支援する[Engineering Freak]を平行に展開している。
主な仕事に、聴覚情報形状化変換インスタレーション型展示「NOIZE ROOM」、mixi X-flag park 「ドローンシューティング用ドローン設計生産」や「everblue technology 自動航行海上ドローン設計生産」など新しい開発プロセスを活用した企画提案、ディレクションを行う。
また、調香師としてハンドメイドインセンスの文化的普及を目指して[EF_Incense]の展開も行う。
過去には東京都主宰日本最大級のスタートアップコンテスト「TOKYO STARTUP GATEWAY」におけるプログラム設計やディレクションなども手掛け、スタートアップコミュニティーとの深い繋がりがある。
コンテンツ2 (フィールドワークセッション)「不可聴の町」6h
フィールドワークセッションでは、Metalium llc.が開発を行っている雰囲気可視化ツール「Analytics of Ambient」を活用し直感的な雰囲気という情報を可視化、マッピングすることを通じて直感主体のコミュニケーションを促す。
フィールドワーク導入:「グランドルールの共有・本日のワーク内容説明」 30min
- グランドルール:否定をしない・yes andのコミュニケーション・違いを称賛する。
- 目的:長崎県から自分のなにかいいなを採取し、分析をしてみる。→違いを発見する。
- ツールの説明:metaliumが開発したなんかいいなを可視化するツールを使って分析を行う。
フィールドワーク実践:「不可聴の町」 2h~3h(昼ごはん含む)
フィールドワーク分析:「不可聴の自我」 2h
(プレゼン3min/ディスカッション4minをワンセット)
自分の感性・他人の感性を俯瞰する。