【日時】2022年10月28日(金)
18:00〜19:45(開場17:30)
【会場】オンライン配信 CO-DEJIMA
【申込み】不要
【開催趣旨】
本ワークショップでは、場所の記憶を探求する手掛かりとして「懐かしい」という感情に着目し、東京という巨大都市の中で人々がどのような場所に懐かしさを感じるのか?それはなぜか?そしてその懐かしさはいかにこれからのまちづくりに活かせるのか?を、参加者との対話を交えながら追究します。
【プログラム】
18:00 SHIBUYA QWSのご紹介・趣旨説明
18:10 トーク 「ノスタルジア・レトロ・東京」(高野光平)
18:40 質疑応答
18:50 映像上映 「東京:ノスタルジアの考察」(LEE Kah Hui)
19:20 全体ディスカッション
19:40 閉会の言葉(松田陽)
19:45~ ネットワーキング
【登壇者】
高野光平(こうの・こうへい)
茨城大学人文社会科学部教授。埼玉県出身。専門はメディア史、戦後日本文化史、文化資源学。昭和レトロに詳しい研究者としてメディア出演多数。主な著書に『昭和ノスタルジー解体:「懐かしさ」はどう作られたのか』(晶文社)、『発掘!歴史に埋もれたテレビCM:見たことのない昭和30年代』(光文社新書)、『失われゆく仕事の図鑑』(共著、グラフィック社)など。
LEE Kah Hui(リー・カーフイ)
東京大学大学院文化経営学専攻の博士課程2年生。シンガポール国立大学建築学科卒業。同学部で研究補助員及びSingapore Heritage Societyでのインターンを経て、2019年に東京大学大学院の修士課程学生として来日(文部科学省国費外国人留学生)。文化遺産の思想、都市における文化遺産、市民参加、都市計画とその影響に関心を寄せている。2017年より文化景観としてのウビン島の研究に関わり、島の保存・活用事業に取り組み、ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展に出品。文化遺産化の過程において人々の情緒に直接働きかける「ノスタルジア」がいかなる影響を与えているのかについて研究を行っている。
松田陽(まつだ・あきら)
東京大学大学院人文社会系研究科准教授(文化資源学研究室)。ロンドン大学UCLでPhD。ユネスコ文化遺産部コンサルタント、英国イーストアングリア大学世界美術・博物館学科准教授(Lecturer)を経て、現職。専門は文化遺産研究。目まぐるしく変化する現代社会にて、人々が過去をどのように記憶・懐古・理想化し、そのことによっていかなる社会的・商業的活動が新たに生まれているかを考察している。文化庁文化審議会委員など兼任。
【主催】SHIBUYA QWS Innovation協議会、東京大学大学院人文社会系研究科